いまベストセラーの「スマホ脳」、読みましたか?
これはやばいですね〜 やばすぎます(語彙)
まじで読んだほうがいいですよ奥さん。
めちゃくちゃ興味深い・怖い・ためになる。子供がいるならなおさらです。
なんてったって、帯の文言を見てください。
スティーブ・ジョブズはわが子になぜiPadを触らせなかったのか?ですよ!
どういうことか?そういうことです。。これが全てを物語っています。
本「スマホ脳」超簡単に要約すると
この本を簡単に言ってしまうと、スマホおよびSNSやゲームなどのコンテンツは人間の脳のドーパミンがドバドバ出るように世界中の頭の良い人たちが集結し、スマホを手放せなくなるように作ったものだということや、それによる人間への影響、また運動習慣による脳への好影響についてあらゆる実験結果などを紹介しながら語っています。
食事中にスマホを机の上に置いたままにするだけでも楽しくなかったと感じる
電子書籍で読んだ内容は紙で読むよりも記憶の定着率が悪い
マルチタスクをしてるつもりが集中力がかなり低下している etc…
自分でも日常生活で、うっすら気になってたことがこの本にはこれでもか!と実験結果とともに出てきます。。
麻薬やギャンブル等の依存症となんら変わりないほど強力な魅力を人間の脳に放ち、常にスマホが気になるように仕向けられている。。
パンピーはそりゃ抗えないわけです。
私もそうですが、スマホばっかり見て自己嫌悪に陥る人も、「自分の意志が弱いからだ」とかそういう問題ではなかったのです。
SNSも無料でたくさんのおもしろい情報が手に入り楽しいのは百も承知ですが、お知らせアイコンやバッヂ、いいね!がつく快感で人間がスマホを手放せなくなるように頭の良い人たちが集結して開発、更新してるわけですね。
なんのためか?広告のためです。
みんながSNSに張り付けば張り付くほどTwitterやInstagramやYou Tubeの広告が企業に売れるわけですね。
一時期、ガチャとか課金とかで話題になったゲーム系もしかりです。
こんなこと書いてる私も20代後半のころ、ちょっとだけパズドラにハマって数百円課金し、ぎゃ!夜中2時!とかザラにやってました。
そうしてスマホ漬けになった結果、人間のあらゆるところに無理が出てきてるのではないか?という実験結果が大量に紹介されます。
よく言われる不安感、周囲への無関心、孤独感、嫉妬心、自己肯定感の減少などによるメンタル不調、睡眠不足や運動不足など…ぎゃー
しかも恐ろしいことに、その作った張本人のシリコンバレーのトップたちが大変なものを作ってしまったと後悔している、というふうなところで私は最強に怖くなりました。
子供とスマホ
この本には、スマホによる人間への影響についてティーンエイジャーの実験結果がかなり出てきます。
SNSによって、ティーンのとくに女子の自己肯定感の低さやうつ傾向が多いことや睡眠不足が深刻な状況であることなどが紹介されています。
またスマホの使用をやめて成績が上がった実験例なども紹介しています。
確かに、昔のガラケーですら勉強に集中できなかったのに、いまどきの子はスマホなんか机に置いてたら勉強に集中するのはかなり大変ですよね…
また、たまに道行くベビーカーで、3歳以下と思しき小さな子にスマホやタブレットで動画見せて歩いてるお母さんいますよね…
私も同じ母親なんで、動画見せて黙っててもらうのがどんなに楽か、気持ちは超わかります。
わかるんですけど、どうしてもそういう子供の姿を見ると勝手に気が滅入るしゾワゾワしてしまって、3歳になる息子にはほとんど一人ではスマホは触らせず、You Tubeなど見せていません。。
といってもカメラで写真や動画を撮って遊んだりたまに一緒に動物の鳴き声を調べたりは使いますし、You Tubeも目的を持って一緒に調べてみたりはとてもたのしいですよね。
息子もTVは大好きなので家のTVでアマゾン・プライムやNetflixでトーマスやパウパトロールやEテレはバンバン見てます…!もっと減らさねば…
この本では幼児にはタブレット学習が向いていない、なども書いてあり興味深いです。
子供たちを小さな大人として見てしまっている点に警鐘を鳴らします。
大人にとってはアプリのパズルと本物のパルズにそこまで違いを感じませんが、2歳児は本物のパズルをすることで本来鍛えられるべき指先の運動能力や形や素材の感覚を身みつけるのに、最初からアプリでは、その効果が得られなくなる…
字の練習やお絵描きも、幼児用タブレットが販売されていますが、紙に鉛筆やクレヨンで描くのとは大違いですね。
これを読んで、なぜ子供にタブレットやスマホがよくない気がするのか、わかっているつもりがわかっていなかったと気づかされました。
この辺もうまく使い分けができると良いですよね。
大人だってスマホ脳なんて本がベストセラーになるほどスマホ脳になるのに笑、子供が自立して使いこなせるわけないよな、、と改めて考えました。
もうやめなさいと取り上げると火がついたように泣く。。
そりゃそうですよ大人ですらスマホ脳ですよ。
子供にしてみれば、大人から与えられたスマホにハマってスマホ脳になったら今度はとりあげられて、そりゃ禁断症状が出て泣き叫んで手が負えなくなりますよね。。
そうなるのが怖くて息子一人ではほとんど触らせずにきました。
著者は、本来人間がもっと人間らしく過ごせるスマホも開発できるはずだ、というようなことを言っていて、早く子供たちが大きくなるまでにはそんなスマホが出てたらいいなと心から思いました。
「スマホ脳」を読んで今すぐやれる改善方法
この本を読んで興味深すぎるし、怖ー!!となったあと、まずは大人である自分がスマホ脳を脱したいと思い、今すぐできることから実践しています。
ちょっと前にも流行った、いわゆるデジタルデトックスですが、この本を読んで気合いや意志の問題だけではないことが理解できたので、より具体的にアクションできそうです。
こどもの前でもついスマホばっかいじってしまう自分が本当に自己嫌悪なので自戒を込めて書いてみます。
脱!スマホ脳
スマホの通知をすべてオフにする
もちろん、緊急の連絡があるかもしれない電話などだけ通知オンにしてますが、それ以外全てオフ!
待ち受け画面に出てくる通知はもちろん、アプリのアイコンのバッヂも全部オフ!音もバイブも全部オフ!
私の場合、SNSや好きなコンテンツは自分のタイミングで見に行くときに更新を知るので十分だと気付きました。
しかし、いざ通知オフしようと思って設定を開いても結構ややこしくて完全にオフにしきるのにかなりの労力が要ります。
これもつまり、、そういうことか。。
ちなみに楽天で買い物するとそのお店のメルマガが勝手にどんどん追加されるのどうにかしてほしい!!つい解除し忘れがち。
いらないメルマガも一気に解除しました。
寝室にスマホを持ち込まない
これは結構前からやっていてかなり調子いいので継続というかこれがスタンダードになりました。
たまにこどもの寝かしつけ後にスマホを持って布団に入るとマジでtwitter眺めてて夜中になるので、笑 やっぱ持って行かないのが正解です。
スマホをめざまし時計の代わりにしてる人が多いと思うのですが、これを機に買てみてはどうでしょうか。今更めざまし時計って結構いいもんですよ。笑 なんか昔に戻ったみたいで。
私は寝室にスマホを持ち込まないために新調した時計はこちら!
めざまし機能はもちろん、夜こどもたちと絵本読む用のライト(明るさ段階つき)や癒しの自然音(雨や海の音や鳥の声など)にラジオ!と多機能で結構気に入ってます。笑
使わないときはスマホを視界から隠す
私は玄関の鍵とか財布おく棚の扉の中に入れてみてます。笑
充電する場所も玄関とかにしたいくらい(コンセントがない…)
リビングにも用がないなら置いておかないようにしようと実践中です。
平日の朝夕こどもと食事するときなど、なるべく玄関の棚にスマホを置いて視界から消して、目の前にいる家族とたのしく会話するように心がけています。
あ!あの人にLINE返すんだった とか
パルシステム注文しなきゃ! とか
スマホの用事って本当にひっきりなしに浮かんでくるんですが、息子が保育園行った後や通勤電車の中でやればいいことって超たくさんあるなと気付きました。
このへんはまだまだスマホが気になる時があるので自戒を込めて…!
散歩でも良いから意識して体を動かす
本当はジョギングなどちょっと息の上がるくらいの運動が効果的のようですが、まずはとにかく意識して歩くようにしようと思います。
もちろんスマホ画面みながらタラタラ歩かない…!
息子と保育園のお迎えに一緒に歩くと、雲の形や空の色の話をしたり飛行機やヘリが飛んでたり、月の形を毎日追えたり、大人になると空見て歩くなんてなかなかないですがいいもんだな〜と感じます。
まとめ
スマホに支配されるのではなく、人間がスマホを使いこなせるようにしたいものですね。スマホを作ったのは人間ですが…(?)
ということで、興味ある方はぜひ読んでみてください…!!
この超スマホ社会に生きる人全員、一読の価値あり。
さすがベストセラーの一冊でした。