マイホーム購入検討を検討し始めると、どこでも「ご予算は?ご年収は?」と聞かれますね。実際、いったいいくらの予算を組んだら大丈夫なのか?先日初めて独立系FP(ファイナンシャルプランナー)に有料相談してみました。
マイホーム予算を決めてから、物件探しを本格スタートしようと思ったからです。
マイホーム予算や住宅ローンについての本はたくさん読みましたが、結局自分たちはいくら借りてどうやって返していくのがベストか、なかなか自分たちだけで決めるのは不安ですよね。
FPのライフプラン作成ってハウスメーカーや不動産屋、保険会社なんかが無料でやってくれるのに!とお思いの方も多いかと思います。実際見に行った工務店にも「知り合いのFPを無料で紹介しますよ!」と言われました。
が、丁重にお断り!して
普通の夫婦が安くはないお金を払って有料相談に行ってみた話をまとめてみます。
独立系FP、興味あるけど実際どうなのかな?という方の参考になれば幸いです!
<独立系FP>
まさしくどこの企業にも属さずに活動している独立開業しているFPのこと。
何か特定の商品(保険など)を販売することが目的ではなく、相談料で成り立っているFPです。
特定の企業の商品に縛られることなく、顧客本位でのアドバイスとなりあらゆる商品の紹介も可能です。
<企業系FP>
銀行・証券会社・保険会社など企業に属しているFPのこと。
基本的には所属している自社の商品を売れば売るほど業績が上がる仕組みでしょうか。
当然ながら自社の利益優先になります。
独立系FPとして食べていける方は実はほんの一握りらしいです
なぜ今回、【独立系】FPにわざわざ高いお金を払ってまで相談したかというと
ずばり、失敗したことがあるからです笑
上の子が生まれたばかりのときに、学資保険でNo.1位人気の保険会社のFPを自宅に呼んで無料相談したことがありました。
学資保険はドアノック商品 何て言われているのも知らずに、無料なら是非!と思ってライフプラン表の作成をお願い。
お二人は共働きだし、学資保険はたいして増えないしこちらがオススメです!
ということで
あれよあれよとすごい金額のドル外貨建て終身保険に申し込んでしまってですね。
あれ?学資保険どこいった?笑
冷静になって怖くなり、急いで保険に関する本を読んだら完全にアカんやつやん、となり慌ててクーリングオフ制度で解約したことがありました。。人生最大くらい焦った…
保険を全否定するつもりはまったくありませんが「どういう内容の保険か自分が理解できている」ものしか入っちゃだめというのは身をもって勉強になりました。
そのせいで、「FPに無料相談できますよ!」がちょっとした恐怖症に。笑
私は独立系FPを多く抱えている下記のサイトを参考に探しました。
どちらも問い合わせは無料、実際の相談から有料のようです。
家計管理、資産形成や住宅ローンや相続など
相談したい内容に応じてどんな分野が得意かはもちろん、あとはその方の属性や人柄、雰囲気でしょうか笑
私の場合は著書も出されているベテランFPにお願いしました!最近はオンライン相談も多いようです。
👇
私が相談したFPの場合ですが
初回相談 90分15,000円/次回以降 90分30,000円(その他メニューあり)です。
決して安くはない…!
もう少し価格を抑えているFPもたくさんいますし、書著などをもつ有名なFPであれば多少金額は高めです。
初回90分でどこまで相談できるのかな〜と思ったのですが
- 相談内容の共有
- 現状のヒアリング
- マイホーム予算の考え方指南
- マイホームの検討の仕方と次回について
といった感じで、今回のメイン目的「マイホーム予算を知る」はクリアになりました。
人生でも一番大きな買い物になるマイホーム資金検討は非常に大事なことなので、数万円の相談料も払う価値はあるかなと思います。
まず現状把握のためのヒアリングシートにすべて細かい金額も洗い出し記入。相談日前にFPに送ります。
このシートへの記入が夫婦にとってかなり意味のあるものになりました。
というのも、我々夫婦はなんとなくお互い貯金してるかなと思いつつ詳細を開示しあったことがなく
結婚して数年たちなかなか切り出しにくいけど避けて通れないお金の話も「このシートに書くため」ということでお互い持っているすべてを開示しました。
日々の家計や預金に限らず、投資信託や持株会、保険などなど…マネーフォワードを見ながらすぐにできました。
今回我々は「マイホーム購入予算をいくらと設定すべきか」という相談内容にしました。
本でもネットでも情報が溢れていて
年収の8倍借りられるとか
5倍までなら安心とか
月手取りの25%までにせよとか…どうすりゃいいのさ!
また貯金してきていましたが、いくら頭金につぎ込んでいくら手元に残しておくべきかなども知りたかったのです。
まず冒頭に
住宅ローン破綻の一番多い原因は離婚よ
百戦錬磨で数々の修羅場相談に乗ってきたFPの言葉の重み……いきなりはんぱねーす
まさか自分が、とあななたちも思うだろうけど
実際に1/3の夫婦が離婚していることは有名な話でしょ?
おお〜……夫婦で顔を見合わせますw
本当の万が一、離婚するとなった時のことを考えてマイホームのお金の仕組みもとにかくシンプルにすべきだというのがこのFPの考えです。
ダメになったら土地および家を売って半分に分けてさよなら、ができるか?
それに近い状態が一番ベストということでした。
なんとなく
夫1人でローンを組んで一緒に返していく線しか考えていなかった我が家。
すると
共働きのあなたたちならペアローンで〇〇円ずつ組んで+頭金がいくら=マイホーム予算はこのくらいなら全く無理じゃない、もしくは余力があるくらいだから安心してね
ん?今ペアローンて言いました?
ペアローンは夫婦それぞれがローンを組むのですが、てっきり「1人のローンでは足りない時にペアローンを使う」ものかとばかり思っていたので、目から鱗。
実際ネット上でもそういう使い方での説明がほとんどです。(添付画像も…)
相談したFP的には借入金がUPするから、というよりは万が一の時にシンプルだから、という理由で提案してくれ
ペアローンにするメリット/デメリットの説明を受け納得しました。
- 万が一(離婚・死亡)の時にお互い困らないシンプルな設定
- 住宅ローン控除が2人で受けられる
- ローンを組む際の手数料は2倍かかる
いずれにせよ共働きで一緒に返していくのであれば、万が一離婚しても片方が死亡しても子供2人と問題なく返していける設定にするといいよということでした。
確かに夫1人でローン組む場合、夫が死亡した場合はチャラだけど
万が一私が死亡したら子供2人とローン満額返して行くの結構ハードだね確かに…!?
上記は我々の場合でのアドバイスですが、本やネットでは得られなかったことを教わり大変勉強になりました。
結論、私が独学で本を読んだりでなんとなく組んでいた予算より大幅UP
しかも無理な計画どころか、保守的な計算でもこのくらい、という説明。
なんとなく、今の家賃と同額までが月返済金額のイメージしかもてませんでしたが、このマイホーム予算で無理なく返済の見通しが立つ根拠を教えてもらい一安心です。
人生最大の買い物、身の丈に合わなくて破綻するのもダメだし
少なく見積もりすぎて満足感の低い買い物をしてしまうのももったいない!
我々は注文住宅を建てるつもりで相談しましたが、あまり範囲を狭めずいろいろ見てとにかく目を肥やすこと!と教えてもらいました。
- 新築建売
- 中古戸建
- 新築マンション
- 中古マンション
当初言ってたものと違うものを買う人が結構いるのよ〜物件はとにかく目を肥やすこと。
私は今でも物件見てまわるのが趣味よ!
このアドバイスに従い、興味のなかった近所の新築建売の見学もいってみて、広さや設備・間取りなどここは良いね、ここは嫌だね夫婦で話し合え、とても勉強になりました。
この予算感を持って物件探しに繰り出し、候補が絞られたら具体的な住宅ローンの検討などでまた相談おいで、ということで終了。
安くはないお金を払っての相談、結構ドキドキしましたがマイホーム購入という人生の大イベントの前に相談してみて大正解でした。
また今後、教育資金や老後資金、相続などが出てきたときにも忖度なしに相談できる人がいる、と思うととても心強いです。
教育費や老後資金などの情報が溢れてわからないから不安だけど、実はちゃんと理解して用意すればそんなに心配しなくて良いことだらけよ!安心して!
夫との帰り道、ここからまた2人で頑張っていこう!ととても元気が出ました
自分たちだけのお金の相談ができる独立系FP、相談してみようかな〜とを考えている方の参考になれば幸いです!
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